父島母島をロングで滞在のお客様を堺が岳と南崎にご案内しました。このHPから申込をされたときは石門コースを希望されましたが、前日の前線通過で土砂降りの雨が降り今日も一日降ったり止んだりの予報です。そんなことで石門の未整備の道を無理して歩くと路肩を崩したりその周辺の植生に負荷を加えかねません。そのことをお話してコース変更を快く了承していただき、午前中は堺が岳まで午後から天候の様子をみながら南崎へ行くことにしました。
結果、雨はシトシト降るだけでした。堺が岳ではほとんど眺めを見ることが出来ない雲霧に覆われた半日でしたが沢山のオカモノアラガイに歓迎され(彼等は久しぶりの雨に大喜びしているようです)ジャングルをかき分け進むような工程に強い印象を残していただけたようです。
午後からの南崎は、午前中の森とは違う低地で海の影響を大きく受けている森を小富士まで歩き、こちらは晴れてはいなかったものの360度のパノラマを見渡すことが出来ました。
小さな島、母島ですがそうした環境の差があることを実感していただけたツアーになりました。そのことが多くのカタツムリをはじめ動植物の新生固有種を生む源になったのです。
まだまだ続く小笠原の旅ですが、もう一度お日様に恵まれ暖かい海で泳げるといいですね。
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